9日AM1時半ごろ

覚えてる限りでメモ

 

うちの地域は夜中にゴミ収集車がゴミを取りに来る。で、家事のルールとしてゴミの日は、仕事が終わり早く帰った方が家のゴミ集め、帰って来るのが遅い方がゴミ捨てをすることになっている。すでにゴミ集めは終わって、ゴミは入口に出しているけど、捨てる役の嫁がいつまでたっても帰って来ない。もうゴミ捨ていかないと収集に間に合わないな、と思い、チビ2人も寝てるので、チャンスと思ってゴミ捨てへ。

 

エレベータを降りるとマンションの下のゴミ捨て場の二人の人影。よくみると男女。距離が近い。多分20センチくらいでしょうか、二人の間。俺の姿を見ると男が女を隠す仕草をする。

ああ、見たことある姿。女の方はうちの嫁だ。

 

 

無言で二人で奥の方に避けていった。状況から頭によぎるのは例の不倫真っ盛りのF男。頭に血が上る

 

 俺「おい」

俺「おい、嫁。おい」

 

反応はなく無言

 

俺「嫁、嫁やろ」

 

下を向いたまま顔を上げずにうつむく嫁

 

俺「おい嫁、誰やこいつ」

 

反応はない

 男に向かって言う

 

俺「失礼ですが、どちら様ですかね。」

 

男「あ、えっ。」

 

嫁「送ってくれただけだから…」

男「あ、そうです、遅くなって危ないと思ったので」

 

俺「えっと、だからどちら様ですかね」

 

嫁とM男が目を合わせる

 

俺「名前も言えないんですか?」

 

男「あ、えっとM男といいます」

 

F男ではない。俺が嫁さんの携帯を初めてのぞいた時、初めに嫁との関係を疑った人だった。仲のよさそうなやり取りをしていて、証拠らしい証拠は見つからなかったので、仲の良い同僚かな、と結論づけていた。ハートマーク付きのやり取りはしていたので、多少怪しいとは思っていたけども。

後で別の男Fとのやりとりを見つけ、そっちはあからさまに「好き」とか「Hしたい」「今日会える?」っていう旨のメールをしており真黒だった為、M男はとりあえずおいておいたのだが、ここにきてM男本人登場

 

男「えーと、M男さんね、で、うちの嫁のなんすか」

 

M男「同じ職場で働いてます、今日は飲み会で遅くなってしまったので送ってきたんです」

 

嫁「危ないからって送ってもらってのよ…」

 

まぁ、飲み会で遅くなって、男が送るってのはあながちあるかなと思う。それに記載している通り、M男は不倫の可能性は低いかな、と思っていたので、この辺で多少冷静になって来る

 

俺「ああ、そうだったんですね、それはいきなり喧嘩腰になって申し訳ありませんでした。状況が、状況だったので。」

 

M男「いや、でもしょうがないですよ、怒って当然だと思いますよ」

 

俺「いや、本当に申し訳ありませんでした、送ってもらったのに失礼なことを言って。」

 

嫁「本当に失礼よ…」

 

俺「いや、申し訳ない」

 

 

んで、取り敢えずお開き。

M男は帰るとのことで、二人で家に帰る。

 

 

ー続く